【R&B コード進行】Is It Good To You By Teddy Riley feat. Tammy Lucas

コード進行

90年代を代表する名R&Bプロデューサー その男の名はTeddy Riley

New Jack Swingという、80年代後半から90年代前半にかけて流行った

ダンスミュージックの生みの親でもある彼は88年に「GUY」という3人組のグループでデビューする。

それ以来、Michael Jacksonのアルバム「Dangerous」を始め、自身のグループ以外にも

様々なアーティストへのプロデュースを手掛けた超のつく凄腕プロデューサーなわけであるが、

今回はそんな彼のプロデュースした曲の中で、

「Is it Good To you」By Teddy Riley feat. Tammy Lucasについて取り上げたいと思う。

「Is it Good To you」By Teddy Riley feat. Tammy Lucas

コード進行

さっそく、この曲のコードをとってみるとこんな感じだった。

コード進行はあくまで筆者の耳にはそう聴こえるというもので、必ずしも原曲通りとはならない事を予め断っておく。

Key of Eb

Intro 
|AbM7|Gm7|AbM7|Gm7| 
|AbM7|Gm7|AbM7|C7| 

Verse 
|AbM7|Gm7|AbM7|Gm7| 
|AbM7|Gm7|AbM7|Gm7, Fm7, Gm7| 

Pre-Chorus 
|AbM7|Abm9/Db|Cm7|Bbm7, Eb7| 
|Abm7|Abm9/Db|Cm7, F7|AbM7, C7| 

Chorus
|AbM7|Gm7|AbM7|Gm7|
|AbM7|Gm7|AbM7|C7|


考察

この曲のコード面での特徴は、プリコーラスの部分に表れていると思う。

曲全体のキーはEbだが、プリコーラスでは一旦Gbへ転調している。

そして、この部分の骨組みは、Gbのキーのツーファイブ(Abm7-Db7)から成り立っている。

冒頭のコードAbM7は、本来マイナーセブンスであるべき所がメジャーコードで代用されている。

それに続くAbm9/Dbは、Gbのキーのツーファイブのオンコードと解釈できる。

4小節目のBbm7-Eb7について、ここはいわゆる4度上のツーファイブへの部分転調だ。

Ebのキーの4度上の音はAb。そのAbのキーのツーファイブはBbm7-Eb7となる。

そして、その流れでツーファイブワン(Bbm7-Eb7-AbM7)の1度のコードにあたるAbM7へ

着地すると見せかけて、Abm7へ移ってそこからまたツーファイブを繰り返している。。

要するに、このプリコーラス部分のおしゃれな所は、

転調を繰り返しながら進んでいくJazzyなコード進行

と言えるだろう。

終わりに

この曲は元々Heavy D の曲としてリリースされたものをリメイクした代物らしい。

一応、原曲バージョンのリンクも貼っておく。

それでは。

オリマテ(Oriental Material)

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